明けましておめでとうございます!Angler Ogiです。
2023年12月19日の釣行で、年初めに購入した3WAY渓蘭 630が殉職、明石の海中へと消えていきました。
私のメインの釣りは渓流釣りで、2023年も実に多くのアマゴと出会うことが出来たのですが、それは偏に6m越えの渓流竿を導入したからだと感じています。
つまり、2024年渓流シーズンを楽しもうと思ったら、
6m渓流竿が無いと話になりません。(゜Д゜;)
という事で、新年早々大奮発。
シマノの高級渓流竿である弧渓 ZM を購入しましたので、詳しく書いていこうと思います。
今回の記事はこんな内容です↓
- 6m越え渓流竿の選び方を解説!
- 高級品はどう違うのかを解説!
- 経験者はどのような部分を重要視するのかを解説!
渓流竿を新規購入した理由、改めて。
当ブログの熱心な読者様はご存じかと思いますが、私は昨年1月、宇崎日清社の3WAY渓蘭 630を購入しました。
当時こちらの竿を購入した理由と選び方は、この記事に詳しく書いています。↓
2023年シーズンを通して使用してみたところ、最初のうちは手元に伝わる重さに大変戸惑い、マトモに振ることすら適いませんでした。
しかし、空き時間に竿を振る練習をしてみたり、竿を持つ右腕を鍛えることで見事克服!
片手持ちをマスターし、第一線で活躍してくれたのです。
渓流シーズンが終わった後も、エビ撒き釣りで何回か使用したのですが・・・12月19日に明石へメバル釣りに行った際、あろうことか海中へ引きずり込まれてしまうという事態に遭遇。
僅か11か月で、私の手元から消えていきました・・・。(泣)
ショボくれて帰宅したところ、嫁さんが・・・
「どうせ使うだろうし、もう一回同じの買うか、もう少し良い竿買ったら?」
と言ってくれたので(神!!)、急遽6mクラスの延べ竿をリサーチ。
そこで、様々なことが判りました。
3WAY渓蘭630は現在入手不可。
まず最初に考えたのは、全く同じ竿を購入する事。
懸念点として、当時購入した時も取扱店がほぼ無く、在庫も僅かだったという記憶が残っていたのですが、嫌な予感は的中。
どの通販サイトを探しても、3WAY渓蘭 630は取り扱っていなかったのです。
一縷の望みをかけて、昨年購入したショップへと在庫確認/入荷予定確認の問い合わせも行ってみたのですが、
「在庫なし、入荷予定無し。メーカーにも在庫なし」
という無常宣告。
この時点で、同じ竿を購入するのは諦めました。
同じクラスを購入することに意味はあるのか?
こうなってくると、昨年の記事に書いた竿たちが一躍候補に躍り出るわけですが、果たして、
一度候補から落選した竿を買うのはいかがなものか?(゜∀゜;)
という疑念が湧いてきました。(苦笑)
選ばれるにはそれ相応の理由がありますし、落選もまたしかり。
昨年の私が選ばなかったのに、今年の私が選ぶ・・・なんて事は考え辛いもの。
とはいえ一応、当落線上で悩んでいた竿は念のため、一旦候補に入れ直してみました。
シマノ社の天平 と、ダイワ社の春渓 です。
改めて見ると、どちらの竿も非常にいいスペックであることが判ります。
そこでぶらっと釣具店に足を運んでみたところ、運良く春渓 を発見!
セール中だった事もあり16000円前後で購入が可能だったのですが、スペック表をよく見ると「生産国:中国」の文字が。
全製品が国産である宇崎日清社は特殊として、大手メーカーの製造は大抵海外であることは判っていました。
ただ私は中国製の竿に良い思い出が無かったので、この時点で春渓は候補から脱落、別の竿を探すことに決めたのです。
一方の天平も、「やっぱり買うならランクアップした竿を」と考えたため、ここで除外となりました。
ハイエンドモデルも覗いてみる
次に考えたのは、一気にクラスアップしてハイエンドモデルを購入する事。
ハイエンドモデル=そのメーカーの最高級品:最上級機種のため、当然高額になることは判っていましたが、「もしかしたらセールで安くなっているかも?」と考えたのです。
気になったモデルは以下の2つでした。(がまかつ社は高級すぎて除外)
ですがそこはやはりハイエンド。
安売りであっても4万5千円~5万5千店程度で、これは流石に高すぎると言わざるをえません・・・。
この時点で私は、
「そもそも次に購入する渓流竿に何を求めているのか?」
という事がハッキリしていないことに気づいたので、改めて整理してみることにしました。
私が求める6m渓流竿の条件/2024年版
2023年シーズンを改めて振り返ってみると、私が現在「6m超え渓流竿に求める条件」は、少々変化が見られました。
①軽さ
一番求めたいと感じたのは、やっぱり軽さ。
いくら右腕を鍛えて、片手で竿尻を持って操作できるようになったと言っても、右腕にかかる負荷は結構なものでした。
ただでさえ不安定な体制で仕掛けを流す渓流釣りにおいて、竿の重量というのは死活問題。
通常このクラスの竿は良手持ちが一般的ですが、私の釣り方的に、どうしても片手で操作する必要があるのです。
結果、最初に求めることとして「少しでも軽い竿が欲しいな」と考えました。
そう、
軽いは正義!!(笑)
②3WAYは必要ないかも?
殉職した3WAY渓蘭 630は、その名前の通り3WAYタイプ。
5.2m→5.8m→6.3mと、長さを調整できるのがウリの竿です。
ところが、2023年シーズンに3WAY渓蘭 630を使用した場面を思い返してみると、この3WAYを使用したのは・・・
- 仕掛けが何度か切れて短くなった後、仕方なく5.8mにして使用した
- 取り込みの際に、頭上の木を避けるために短くした
そう、たった2回だけだったのです。(苦笑)
そもそも10年以上前に購入したシマノ社の天平 5.3mがバリバリ現役のため、5mクラスの長さが良い場面では、積極的に天平を使用していました。
また、それより短い竿が必要な支流での釣りは、3WAY 渓蘭 450が大活躍。
縮めた時の3.4mや4mの長さが非常に使いやすいため、正直春先と禁漁前はこの竿一択状態です。
そう考えると、3WAYが必要なのは支流や狭い場所であって、本流には必要ないとも言えます。
(実際、多くの本流モデルにはズーム機能が付いていません)
とはいえ私が通う揖保川や引原川(特に引原)は、本流であっても川幅が狭い場所・頭上に木がある場所が存在するのも事実。
そう考えた結果、2023年まではずっと3WAYに拘ってきましたが、今となっては「1本の竿で何とかしよう」という考え方も無くなってきたので、今回から6mの竿は3WAYに拘らないことにしました。
ただ、取り込みの事を考えると、2WAYは必要かな・・・と感じています。
③穂先感度と調子
逆に、2023年シーズンにもっと必要性を感じた部分。
それは穂先感度と竿の柔らかさ(調子)です。
2万円程度までのエントリー機種の穂先は大抵リリアンタイプになっており、1万円以下なら固定、2万円台になると回転トップになります。
今までは何の疑いもなくリリアンタイプの穂先を使用していましたが、3万円~4万円台の竿になると、「超感トップ」や「メタカラマン」といった、特殊な直結タイプの穂先ばかり。
これは即ち、「リリアンタイプ」よりも「直結タイプ」の方がより繊細な釣りに向いていると言えるからではないでしょうか。
実際昨シーズン、目印に反応が無い時に、穂先に違和感を感じて仕留めたアマゴがいますし、目印と穂先・手元の3点でアタリを的確に捉えることが出来たならば、アワセミスはもっと減っていたかもしれません。
そう考えると、より穂先感度の良い直結タイプの穂先がどうしても欲しくなるのが、釣り人の性というもの。
さらに、本流で使用するには硬調はやや硬いように感じていたので、硬調だけでなく硬中硬も併せてリストアップすることにしました。
④価格帯
最後に考えたのは、当然ながら価格帯。
以前購入した3WAY渓蘭 は、16000円程度で入手しました。
私はかれこれ30年近く釣りをしていますが、今まで購入した竿で、一番高級だったものでも定価約3万円/購入価格23000円程度。
大学生の頃にバイト代で購入した、オリムピックのシーバスロッドでした。
正直これより高い竿は未知の領域ですが、定価4万円台の竿を狙うため、今回の予算は35000円程度に設定しました。
購入候補となった6m渓流竿
ここからは、今回購入候補に設定した6mクラスの渓流竿を見ていきます。
宇崎日清社の渓流竿を愛用している身としては、今回も日清の竿を・・・と考えたのですが、残念ながら宇崎日清社はこのクラスの延べ竿を販売していませんでした。
そのため、シマノ・ダイワ・がまかつにサンテック社を加えた4社・5本の竿を検討しました。
シマノ:渓峰 尖
まず最初に候補に挙がったのは、シマノ社の渓峰 尖 (けいほう・せん)。
3WAYタイプで、硬調61の重さは140gと軽量、かつ仕舞寸法も約50cmと非常にコンパクト。
さらに、ハードケースが付属するという高級感あふれるモデルです。
シマノ(SHIMANO) ロッド 渓流竿 渓峰尖(けいほうせん) ZW 硬調 61 新品価格 |
シマノ社のHPでは、私がよく釣り方を参考にしている名手・井上聡氏がコンセプトや特徴を解りやすく解説しておられ、
「チューブラーの先にショートソリッドが付いているという、超先短設計のカミソリトップ」
という記述もある通り穂先感度が特に優れているようで、今回の要望をバッチリ満たしています。
実売価格は33000円~38000円程度で、予算ギリギリといったところ。
比較的近年に発表されたモデルのため、ネット通販では多数の在庫があり、購入に困ることはなさそうです。
ダイワ:翡翠 冴
ダイワ社から候補に挙げたのは、翡翠 冴 (ひすい さえ)。
ダイワ独自の「抜硬調」、一般的な「硬調」がありますが、今回は硬調が候補となりました。
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何より魅力となったのは価格で、定価が今回の候補の中では最も安く、35000円。
ネットで調べてみると、実売価格は23000円~30000円と、すぐにでも手が届きます。
本体重量も133gと軽量で、名前の通り竿全体が翡翠色。
正直、見た目だけで言えばダントツNo.1です。
メガトップ+メタカラマン穂先を採用しており、手元に届く感度はピカイチのよう。
その他、ダイワ社の様々な技術が駆使されており、正直かなり心が揺らぎました。
がまかつ:がま渓流 マルチフレックス 粋我
渓流師ならだれもが憧れるがまかつ社からは、がま渓流 マルチフレックス粋我 が候補入り。
3WAY設計になっているにもかかわらず、竿の重さはなんと127g!
驚異的な軽さです。
デザインも、パっと見ただけで「がまかつの竿だ!」と判るような、渋くカッコイイカラーリング。
新品価格 |
穂先はからみ防止ダイレクト穂先を採用しており、渓流域・本流域どちらでも使用できるモデルです。
が、そこはやっぱりがまかつ社。
ネットでの取り扱いは非常に少ない上(アマゾンにはあった)、かつ割引率は非常に低く設定されており、実売価格は45000円前後・・・。
残念ながら、「欲しいけど予算オーバー」という理由で候補からは外れてしまいました。
サンテック:粋渓 GRAYCE Ⅲ RC
正直、「サンテック」というメーカーを知らない、という方も多いのではないでしょうか。
サンテック社は兵庫県西脇市に本社を構えるメーカーで、鮎釣り師の間で有名かもしれません。
「元・オリムピックとリョービの鮎竿職人さん達が立ち上げたメーカー」だそうで、私は昔フィッシングショー大阪で認知した、と記憶しています。
サンテック社は広告を大々的に売っていないので知名度は低めですが、竿は宇崎日清社と同じく全て日本製であり、それだけで信頼度は大幅にアップ。
今回は粋渓(すいけい)GRAYCE Ⅲ RCが候補に入りました。
2WAYで重量は125gと申し文無く、メーカーHPには「最先端の渓流竿」という表記。
説明文を読む限り、私の需要ともマッチしています。
が、やはりその知名度の関係か取扱店が非常に少なく、あちこち探し回ったものの、入手は困難な状態。
もし取扱店が普通にあり、実売価格が3万円程度であれば、正直この竿にしていたかもしれません。
シマノ:弧渓ZM
最後の候補となったのは、シマノ社の弧渓 ZM (こけい ZM)。
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実はこちらの竿、最初は候補に入っていなかったにも関わらず、最終的に購入することになりました。
その理由とスペックは、後ほど詳しく書いていきます!
決め手となったのは!?
まず最初の段階で、ネットショップに取り扱いが無かったサンテック社の粋渓&がまかつ社の粋我が候補から脱落。
シマノ社の渓峰 尖 か、ダイワ社の翡翠 冴 の2択となっていました。
悩みながらアマゾンと楽天で価格を調べていると、翡翠 冴は23000円程度で購入できることが発覚し、気持ちは一気に翡翠 冴 へ!
ところが、「メタカラマン」穂先の構造が少々気になってリサーチしてみると、ここにきて評判が芳しくない事が判ったのです。
曰く、
- 穂先から天井糸がよく外れる
- 固定したと思っても、魚が掛かった時にポロっと外れる
- 一見固定されたように見えて、突然外れる
等、とにかく「穂先からラインが外れる」という記述が沢山出てきたのです。
さらにはメーカー側も、「メタカラマン穂先交換キャンペーン」なるモノを実施していた形跡を発見。
数千円で、通常の固定トップへ交換出来たようです。
という事は、もしそのままメタカラマン穂先を利用する場合は、大物がヒットした瞬間にラインが外れる、なんて悲劇を考慮しなければなりません!
正直それは勘弁!という事で、ここでダイワ社の翡翠 冴 は候補から外れました。
こうなると、最後に残った候補はシマノ社の渓峰 尖 。
さぁこれで決定か、と思ったのですが、よくよく考えると渓峰 尖は3WAYタイプ。
そのために竿の重さが140gとなっており、このクラスでは少々重めになっています。
カミソリトップは非常に魅力的ですが、この重量で3万5千円前後は少々きつい・・・そう考えて、改めて全体的なバランスを考慮すると、
- 翡翠 冴くらいの重さ(120g程度)
- 2WAY
- メタカラマンではなく直結穂先
こんな感じの竿無いかなぁ・・・というのが正直なところでした。
なら、翡翠 冴を購入してからトップを交換するのはどうか?と本気で考えましたが、買ったばかりの竿の穂先をいきなり交換するのも気が引けます。(苦笑)
シマノ弧渓ZM、発見!
こうして結局振出しに戻ってしまった私。
ここまで様々な竿を検討してきましたが、どれも決め手に欠いてしまったのです。
延べ竿難民と化した私は、改めてシマノ社のHPを訪問しました。
すると渓流竿の項目に、
2ページ目があることを発見。(゜∀゜;)(苦笑)
なんという事か、渓流竿のトップ画面だけを確認し、次のページに掲載されているモデルを確認していなかったのです!
ガックリ項垂れつつHPを確認してみると・・・ありました、私の希望にピッタリの竿!!
それこそが、今回購入した弧渓 ZM だったのです。
弧渓ZMは決め手だらけだった!
まず弧渓 ZM のスペックをご覧頂ければ、何故私が購入するに至ったか、お解り頂けるかと思います。↓
まずは長さと重さ。
希望通り2WAYタイプになっている分非常に軽くなっており、本体重量は驚異の118g!!
「振り込んだ後、穂先のブレが速やかに収束する軽量チューブラー穂先「TOPSTOPⅡ」を採用」していおり、これにより従来の物よりも15%ほど軽量化されているとか!
スペックを確認してみると、先径は1.05mmと非常に太くなっており、これはこの竿の大きな特徴のよう。
こちらも渓峰 尖 と同様HP内に動画があり、井上氏が解りやすく解説しておられます。
私の本職はギタリストなのですが、長年愛用しているピックの厚さも1.05mmだったので、なんとなく嬉しくなりました。(どうでもいいですが・・・)
また、先端部は回転・超感トップを採用しており、やや太めの穂先とほぼ同じ細さ。
これが、より穂先感度を高めているとの事です。
その他にも、シマノの技術が詰め込まれているこちらの弧渓 ZM 。
元々が「やや硬め設計」であることを考慮し、中調子(硬中硬)に当たるM61タイプを購入しようと決めました。
探し回って、在庫1。
ようやくほしい竿が決まり、いざ「シマノ 弧渓」で探してみると、アマゾンや楽天では見つかりません。
代わりに、遠方の釣具店(オンラインショップ)では幾つか在庫があり、実売価格は32000円程度。
これなら予算内です。
どこかのタイミングで入手できるかもしれないと思い一度保留し、後日改めてアマゾンにて検索ワードを「シマノ 弧渓」から「弧渓 ZM」に変えて検索してみると・・・なんとヒットしたのです!!
しかも、実売価格は29000円程度と割安!。
さらに、
在庫、1。(゜Д゜)
どうやらこちらの弧渓、元々2017年に発売されたモデルのようで、現時点で取り扱いが非常に少なくなっているようなのです。
とはいえ、ネット通販で29000円の竿を購入することに強い抵抗があった私。
意味もなく一度ブラウザバックして寝かせ(笑)、そこから丸二日仕事をこなしてから改めて見てみると・・・まだ在庫はありました。
取り扱いショップを確認してみると、「つり具おおつか宇都宮店」との表記が。
調べてみると、どうやら栃木県にある大型釣具店のようで、人気店のようです。
これなら安心だと思い、ついに購入を決意して、1月7日に注文までこぎつけました!
シマノ・弧渓ZM M61と対面!!
元々は1月10日か11日到着予定でしたが、予定より早い1月9日に到着。
釣具店さんの迅速な対応に感謝しつつ受け取ったのは、
長方形の箱でした。
早速開けて・・・
弧渓 ZM とご対面!取り出してみた第一印象は、
おっそろしく軽い。(゜Д゜)
正直、5.3mの延べ竿とほとんど変わらないのではないかという重量感・・・これには心底驚きました。
製造がインドネシアである事に一抹の不安を感じますが、そこは天下のシマノ。
おそらく大丈夫でしょう・・・!
裏面では、どのような技術が内包されているか見ることが出来ます。
そして肝心の竿はこちら。↓
赤と黒を基調にした、実にシックなデザイン!
ダブルズームが可能な部分の塗装は、どことなく高級感があります。
そして気になる穂先はというと、
長年リリアンタイプの穂先しか使用してこなかったため、実に不思議な感じがします。
さらに先径が太いため、先端部パーツまでの一体感がすごい・・・!
そして竿キャップは、仕掛け巻き代わりにもなるベンチレーションキャップ。
納竿時に天井糸を巻き付けておいたりできるので、結構便利なんです。
そして付属の竿ケースも、今までの紐でくくるタイプではなく・・・
伸縮するタイプの素材でできた袋で、実に出し入れがしやすい!!
これは気に入りました。
釣行時は、こちらをハードタイプのケースに入れて持ち運ぶ予定です。
ネガティブポイントを発見・・・
が、ここで気になったことが1点。
最も先端部にあたる♯1の部分の塗装がヨレヨレだったのです。
写真で見ると少々判りにくいのですが、触ってみるとすぐに判るレベル。
なんだか、「キズが入った個所に再度塗装を施したらボコボコになった」かのよう・・・。
定価が4万円を超える竿なのに、これには正直ガッカリしました。
なんせ昨年3WAY渓蘭 630を購入した時は、このようないびつな塗装は1か所たりとも見られなかったのです。
これがメイド・イン・ジャパンとの違いなのかもしれませんね・・・!
とはいえ、キズが目立つわけでも、しなり方がおかしな訳でもなかったので、このまま普通に使用してみようと思います。
そして念のため保証書も確認したところ、同梱されていたのがこちら。↓
シマノさん、せめてこういう文章くらいはきちんとチェックして・・・と思わずつぶやいてしまいました。
「ご利用に際は」って・・・。
本業として「音楽・話し方講座」の講師をしつつ、TSURINEWSのライターもやっている私・Ogiは、この手の文章を見ると呟かずにはいられません。(苦笑)
とはいえ、こちらの竿は釣り番組内で名手・井上聡氏が実際に使用していた竿。
今から渓流で使用するのが楽しみです!!
まとめ
私・Ogiの長きにわたる延べ竿考察、ここまで読んでくださりありがとうございます。
高額な竿になると、やはりおいそれと購入するのは避けたいところ。
そして、実際に手にして使用してみなければ、本当の使い心地はわかりません。
しかし、こういった考察記事を書くことで、少しでも皆様の竿選びの参考になれば・・・と思い、詳しく書いてみました。
というのも、過去に何気なく「書いてみよう」と思った延べ竿購入時の記事が、思いの他多くの方が読んでくださっていることが判ったので、今回も気合を入れて書いてみたのです。
3WAY450を購入した時の記事↓
3WAY630を購入した時の記事↓
過去、悩みに悩んで購入したこの2本の竿の使い心地は本当に申し分なく、正に「悩んたかいがあった」と呼べるものでした。
今回チョイスした弧渓 ZM も、きっと長い付き合いになるはず!
近いうちにフィールドで実釣し、その模様も公開しますので、是非ご期待ください!
2024年も、当Angler’s Soundをよろしくお願いいたします!m(_ _)m
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