こんにちは、Angler Ogiです。
今年は記録的な暖冬となっており、その影響もあってか、各地で未だにアジが釣れているようです。
そこで今回は、数日前に釣果情報が出ていたアジュール舞子の(通称)温泉裏へ行き、サビキ釣りでアジを狙ってきました。
厳寒期にも関わらず 、思っていたよりもアジの活性は高め。
全く退屈することなく順調に数を伸ばすことが出来ました!
今年は真冬でもアジ!?現地には15時過ぎに到着。
先にも書きましたが、今年は記録的な暖冬。
1月を過ぎても極寒になる日が少なく、そのためかまだ兵庫県内瀬戸内各地の水温は13度程度と、例年に比べて1~2度高い状態が続いています。
もう少し水温が下がればマイワシがアジュール舞子周辺にやってくる、そう思っていた1週間ほど前。
フィッシングマックスさんの釣果情報に「温泉裏」でアジが釣れている!との情報を見つけ、1月23日に釣行しました。
最高気温が14度あり、非常に釣りやすいコンディションです。
「太平のゆ」の真裏、マリンピア神戸の西側にあるこの場所は、シーズンになるとサビキ釣りの方で非常に賑わう人気ポイント。
柵がある上に足場もよく、すぐ近くには駐車場とお手洗い。
水面までの距離も比較的近い為、タモも4.5mあれば普通に届きます。
この日は15時15分頃に到着しましたが、釣り人は自分の他にお二人だけ。
雨上がり直後の平日とはいえ、1週間前にアジの釣果情報が出たポイントとは思えないほどガラガラ・・・。
とはいえやる事は変わりないので、潮止まりが16時半頃である事を見越し、焦ることなくのんびり支度を開始。
今回のタックル
今回の私のタックルはこんな感じ。↓
- ロッド・・・磯竿2号5.4m
- リール・・・シマノ/Newナスキー1000
- ライン・・・PE1.2号+ナイロン3号10m
- 遠投サビキ用電気ウキ8号+底カゴ天秤+市販のサビキ
- 天秤に付ける針・・・ハリス1号20cm+活エビ専用7号(最初はチヌ針0・5号)
- 刺し餌・・・オキアミSS
今回はワンドの中央部まで遠投する必要がある為、磯竿2号を使用。
また、ウキ下深めで狙うため、急遽PEを巻いているリールにナイロンラインを10m程巻いて対処しました。
また、この時期のアジは経験上・・・
- 底カゴを天秤にセット(沈下速度を稼ぐため金属カゴ)
- テンビン部に20cm程のハリスを直結、オキアミをセット
- タナは底スレスレ(今回はカゴから6ヒロ)
このようにすることで、極端に食いがアップします。
そして、使用する仕掛けはこちら。
秋シーズンはほぼハヤブサの蓄光スキン 一択ですが、水温が下がってくるこの時期の日中はケイムラスキン (右側)が抜群の威力を発揮(すると信じています)。
今回も写真右側のケイムラスキン5号を使用し、イワシが回遊してきた時のために「イワシ専科」も用意しておきました。
開始1投目からいきなりアジがヒット!!
潮の関係から時合いは16時頃と17時前と考え、とりあえず仕掛けをセッティングして、15時30分に釣り開始。
今回は深ダナを攻める為、金属カゴを使用し、餌をギュウギュウに詰め込んでおきます。
私は浅いタナ=プラカゴ+アミエビフワっと、深いタナ=金属カゴ+アミエビ押し込み、と使い分けています。
ワンドの出来るだけ中央付近に仕掛けを放り込んで2回ほどシャクり、置き竿にしてアミエビでも溶かそう・・・そう考えたその時。
なんと、いきなりウキがスポッっと勢いよく引き込まれたのです!
うそや~ん、どうせチャリコかなんかでは~・・・と思ったのですが、ゴンゴンと伝わる感触は紛れもなく・・・
本命のアジでした。(苦笑)
サイズは17㎝程度とやや小ぶりですが、底カゴ天秤のオキアミにヒットしていました。
もう回遊が始まったのかと、急いで仕掛けを同じ場所に放り込むと・・・仕掛けがなじむと同時に、ウキがまたしてもスポッと引き込まれるではありませんか!
が、この1投と次の1投では、取り込み中に無念のバラシ。
天秤に(イワシを見越して) 付けた針がチヌ針0・5号と小さすぎたため、急遽フトコロ深めの活エビ7号に付け替えます。
そうすると、
次の2投で2匹のアジをゲット!やはりサビキではなくエサにヒットしています。
サビキにまさかの大物が・・・
この後は2回ほど素針を引いてしまいましたが、コンスタントにアタリがあり、パラパラとアジを追加していきます。
途中、18㎝程のチャリコもヒット。
エサを付けているためいろんな魚が掛かるのも、この釣りの面白いところです。
この後はチビチャリコが1枚釣れたのですが、その次の1投で、モゾモゾッと動くウキ。
そしてそのまま、穏やかにス~~~~ッ・・・という感じで沈んでいく・・・サビキウキ。
明らかにアジのアタリ方ではありません。
念のため、アジ狙いではほぼやらない強めのアワセを入れてみると・・・
ゴツンッ!
というフッキングの感触と共に、ゴンゴンッゴンゴンッ!!強く頭を振る魚信が伝わってきました!
感触的にはかなりチヌっぽいのですが、流石にサビキでチヌを釣ったことは無いので半信半疑。
ですが、結構強烈な引きで、ジリジリ出ていくドラグ・・・ここで、ふとある重要な事に気づきました。
そう、
タモ出してねぇ。(((((゜∀゜;)
いつもサビキ釣りの時には大物やボラに備えて用意しているのですが、今日に限って出していなかったのです!
近くの方もサビキ釣りのためタモは出しておられず、なんとか抜き上げられへんかなぁ・・・等と楽観的に考えていたら、浮いてきたチヌは・・・なんと目測で40cm近く。
しかも、よりによってサビキ仕掛け(ハリス0.8号)に食っているではありませんか!
一か八か、ドラグをかなり緩めにして竿を脇に挟みつつ、急いでタモを組み立てていき、さぁ取り込みだ!!と思った瞬間、
プチンッ!!
という無常な感触。
0.8号で良型チヌを釣るのは実に厳しいものですね・・・。(哀)
気を取り直して打ち返すと、
20cm近いアジが底針にヒットしました!
チヌの引きと比べるとアレですが、本命なので良しとしつつ、再度打ち返していると・・・またウキがモゾモゾと動いてから、ス~~~~ッと沈みました!
まさかまたチヌが!?と色めき立ち、しっかり目に合わせると・・・軽い感触ではあるものの、ゴンゴンッと頭を振る感じが伝わってきました!
水面に浮いてきたのは・・・明らかに先ほどよりも小さめのチヌ。(苦笑)
とはいえ、ラインブレイクでバラしたところだったので、念のため(せっかく出した)タモで掬う事に。
サイズは25㎝と小ぶりですが、この時期のチヌはとても美味しいため、いいお土産が出来ました。
潮止まり前後に時合いが!
チヌがヒットした後、潮止まりで15分ほど静かな時間が過ぎましたが、この日は割とすぐに潮が動き始めました。
すると、
16時45分頃から、一気にラッシュ突入!!
仕掛けがなじむと同時にウキが沈み、サビキ仕掛けに掛かる個体も増えてきました。
その結果、
17時を過ぎる事には、バッカンがこんな感じに。
薄暗くなってきてもまだまだアタリは続き、
過去に何かに襲われたであろうこんなアジもヒット。
そして、浮いている電気ウキを撮影しようとしたら、
沈んでいく瞬間を激写!なんて事も。
しかし、17時半を過ぎると急にアタリがストップしたため、18時過ぎに納竿としました。
この日のアジュール舞子温泉裏での釣果と状況
この日の最終釣果は、アジ15㎝~19㎝を23匹と、チヌ25㎝が1匹、チャリコ18㎝と13㎝が1匹ずつ。
スッポ抜けでばらしたり、やり取り中にバラしたアジもいたため、アタリ自体は40回近くありました。
周りの方はあまり釣れている感じではなかったのですが、今回これだけよく釣れたのは、おそらく「しっかり底近くをキープ出来ていた」からではないかと思います。
フィッシングマックスさんの釣果情報に「タナは約5ヒロ」と書かれていましたが、ワンド中心部の水深はおよそ9m程度。
仕掛けまでのウキ下を5ヒロ(約7.5m)程度取ることで、1.8m程の仕掛けをセットした時に、底カゴまでのタナが9m程度になる計算です。
また、ワンド中央付近でアタリがストップした時に、ワンドの奥に投げたり、やや横に投げてみたりするとアタリが継続。
アジが固まっている場所は、潮の流れなどによって微妙にずれているように感じました。
それでも、捌いたアジのお腹の中はアミエビで一杯だったので、撒き餌は間違いなく効いているようです。
マヅメ時にサビキ仕掛けにも多くヒットしたので、是非ケイムラスキン +金属カゴ+天秤仕掛けでチャレンジしてみてくださいね!
釣ったアジとチヌを刺身に&まとめ
帰宅後、チヌ1匹とアジ5匹を刺身にしてみました。
こちらがチヌの刺身。
釣り場でしっかり脳〆をしたので、身はプリップリで臭みも無く、非常に美味でした。
こちらがアジの刺身。
こちらも釣り場でしっかり〆て血抜きしてきたので、脂ノリノリで臭みも無く、抜群に美味しかったです。
この他のアジは全て、家族(特に息子)が喜ぶ味醂干しに。
さらに、チヌのカマを捨てるのが勿体なかったので、
白みそと長ネギを用いてアラ汁にしてみたところ、これがメチャクチャ美味しい!!
あまりないかもしれませんが(笑)、また釣れた時に再度作ろうと思います。
真冬にこれだけアジの釣果が得られるのは、南あわじ市のメガフロートだけだと思っていましたが、この感じだとアジはまだしばらく釣れそうです。
また時間があるときに、寒さに負けず狙っていきたいと思います!!
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