こんにちは、Angler Ogiです。
2020年のトンボシーズンは4月頭に開幕していましたが、まとまった時間を取って観察に行けていなかったため、記事にしていませんでした。
大分写真が溜まってきたので、纏めてアップしていこうと思います!
この期間は息子を(人がいない屋外で)遊ばせる事がメインだったため、ほぼスマホ撮影の捕獲写真となります。(撮影後に全てリリース)
4月末、普通種最盛期
4月28日、トンボを見たいという息子の希望で、昨年カトリヤンマやナツアカネを多数確認した市内の定点へ。
この場所は池・湿地・田圃くらいしかないため、(当たり前ですが)全く人がいません。
湿地周辺や池周辺では、まだ若いタベサナエがあちこちにいました。
普段なら完全に成熟した個体が産卵している時期ですが、今年は凡その予想通り、出現が遅れていたようです。
続いて登場したのはホソミイトトンボ。
池の周囲をうろうろしていると、多数のペアが水域で活動していました。
小規模湿地の横には、ホソミオツネントンボの姿も。
残念ながら産卵は確認できませんでしたが、雄が数頭静止していました。
こちらはシオカラトンボの雌。
この個体以外にも2頭確認しました。
毎年GW辺りから出現し始めるイメージなので、少しだけ早いように感じます。
だだっ広い場所を走り回れたため息子は満足だったようですが、大きいトンボを見たかったようで、普通種にはあまり興味を示さず。(苦笑)
そこでこの後クロギンの定点に寄ってみたのですが、シオヤトンボが数頭飛んでいただけで、目的のクロギンは姿を見せてくれません。
そこで試しに池に網を突っ込んでみたら、羽化直前のクロギンヤゴを捕獲!
嫁さんも息子も羽化を見てみたい!というので、自宅に連れて帰ることにしました。
自宅でクロスジギンヤンマ雌の羽化観察
皆で「羽化はまだか」とワクワクしながらその時を待っていましたが、
4月30日、息子が寝静まった23時16分に、クロギン雌はひっそりと羽化を開始!
(背景に移っている車は息子のオモチャです(苦笑))
嫁さんは初めて見るトンボの羽化に興味津々。
この状態まで見届けた後、1時前にネットを掛けて、私と嫁さんも就寝。
朝起きると、
ネットから脱走したクロギンは玄関の壁に静止していました。
息子は「朝起きたらヤゴがトンボに変わっていた」という事で興味津々。
夜中に一度起きたもののすぐに寝てしまったため、羽化が見れなかったことを残念がっていました。(苦笑)
そしてこの後、元の場所に車で逃がしに行く最中、またしてもネットから脱走!
目的地まであと数分のタイミングで、車の窓からも脱出して、元気に逃げていきました。(苦笑)
そのまま帰るのもアレなので、クロギンを逃がす予定だった場所をうろうろしてみると、
シオヤトンボがあちこちで活動していた他、
近くの細流では、未成熟なアサヒナカワトンボ(透明翅)を多数確認し、帰路につきました。
今年のトンボは出現が遅め?
2019~2020年の冬は記録的暖冬で、その後4月に入っても中々気温が上がらなかったせいもあり、各トンボの出現は少し遅れているような印象でした。
ただ、定点のシオカラトンボやアサヒナ・ニホンカワ辺りはいつもより少し早めな印象なので、一概に「今年はトンボが遅れている・少ない」とは言えないかもしれません。
5月も短時間ではあるものの、ちょこちょこ観察に出かけていますので、順次更新していきます!
5月半ばの捜索はこちら↓
シーズンインしたサラサヤンマの考察記事です↓
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