こんにちは、Angler Ogiです。
7月1日、梅雨明け後の状況はどうかという事で引原川本流へと釣行。
25cmとまではいきませんでしたが、良型アマゴを含む19匹の好釣果を得ましたので、さっと書いていきます。
実は前週も行っていたが・・・
6月25日も、18度目の釣行ということで引原川本流へと釣行していたのですが、実はこの日は危険と判断して早上がりしました。
当日明け方まで纏まった雨が降っており、尚且つ前日には局所的に警報が出るレベル。
元が渇水だった事もあり、杉田橋ライブカメラを確認すると水量は0.65。
さらに釣行当日は0.63となっていました。
これは昨年までであれば「30cm近く増水しているものの、場所さえ選べば何とかなるレベル」だったので、物は試しと釣行したのです。
当然本流でエサ採りは行えないため、支流で1時間近くかけてヒラタとクロカワムシ、ピンチョロ、オニチョロ(小)を80匹程確保。
さらに小国釣具店さんでブドウムシを1パック購入して、増水に強いポイントへと到着したのですが・・・水位は30cmどころではなく、40cmほど高かったのです。
どのポイントもゴウゴウ流れており、辛うじて瀬肩で16cm程のアマゴを釣りましたが、本命の淵は水位が高すぎてポイントに近づく事すらできません。
さらに開けた別のポイント2か所も水位が高くて先に進めず断念したのですが、草むらを通ったせいでマダニが4回、特大のヒルが1回ウェーダーに付着・・・!
さらには川への着地をミスって盛大に転倒し全身ベチャベチャ(←フラグ)、さらにさらに頭上で雷と、とにかく悲惨な状況。
これは釣りをすべきではない上に危険だと判断し、早々に切り上げる事となりました。
今思えば、この時の雷が梅雨明け直前の雷だったんですよね・・・!
なんと2日後には驚くべき早さで近畿地方の梅雨明けが発表されたのです。
7月1日は平水!
梅雨明け後、恐ろしく暑い日が続いていましたが、釣行前日にライブカメラを確認すると0.38の水位。
これは最も釣りやすい平水だという事で、早朝から本流でエサ採りを開始しますが・・・なんと全くと言って良いほど採れません!!
いつも多くのヒラタが付いている、深い場所にある岩を狙っても一切網に入らないので、浅い場所を狙ってみるとほんの僅かに入るといった程度です。
というかこの場所の水温がかなり高いようで、水が少々温く感じるほど。
これはダメだという事で見切りをつけ、時折釣り中にエサを採っている場所へ。
幸いこちらは水温も低く、良いサイズのヒラタが採れてくれました!
40分程度で100匹近く採集してから、本命ポイントへ向かいます。
道中何処にもアングラーの姿は見えず、本命ポイントも空いていたので、手早く身支度を整えて入渓!
この日のタックル↓
- ロッド・・・ シマノ・ 弧渓ZM M61/渓峰 尖 硬調57
- 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
- ライン・・・ナイロン0.3号or0.4号通し、3.3m/3.6m/4.1m
- 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
- オモリ・・・ガン玉1号メイン/1号~3B
- 針・・・忍ヤマメ5号
- エサ・・・ヒラタ
川の状態は非常に良く、これぞ平水!といった状態。
朝一の水温は17~18度程度で、よく釣れそうな雰囲気です。
早速流れと流れの合流点辺りにオモリ1号で投入して仕掛けを馴染ませ、ここぞという場所へと流し込むため竿の位置を調整。
さぁもうすぐポイントに差し掛かる・・・というタイミングで、いきなり目印が前方へ50cm近くスライド!!
予想していた場所ではなかった為アワセがワンテンポ以上遅れてしまいましたが、慌ててアワセを入れると、手元にゴンッ!という感触!!
そして水中でグルングルンと強烈なローリングを見せる魚影は、明らかに良型!!
アワセのタイミングがズレてしまった事を心底後悔しながら、自分に大丈夫なはずだと言い聞かせつつ、立ち位置を安全な場所へ。
そのタイミングで浮いてきたアマゴは、目測で25cm以上ありそうな幅広の良型です!
水面に出てきても大暴れするので、少し落ち着かせてからタモ入れすべきかと思ったのですが・・・針は口の皮一枚に掛かっているではありませんか!!
アマゴ達はスレている時期ですし、タイミングが遅かったので当然ではあるのですが、ここにきて一気に冷や汗が噴出します。(苦笑)
それでも少々アマゴが落ち着いてきたので、無理をせず流れの緩やかな場所で慎重に竿を立て、ネットまであと3m・・・1m・・・50cm・・・!!
そしてあと1秒でネットインというタイミングで、
プンッ!!
という無情な感触・・・。
アマゴは水中へと消えていきました。(泣)
まだまだ自身のウデを磨かないとどうしようもないという事を痛感しながら、再度仕掛けを流してみますが、やはり無反応。
大ショックを受けながらも遡行を開始し、やってきたのは過去に実績があるものの、今シーズンは良型が出ていない流れ込み。
早速本命筋の瀬肩を流してみると、岩の前で目印が細かく震えました!
アワセを入れるとゴンッという感触と共に良い引き味!
しばし引きを楽しんだ後、一気に抜き上げてタモでキャッチ!

サイズは20cm程でしたが、体高があり実にコンディションの良いアマゴです!
この他の場所にはいないかと丹念に探ってみると、先ほどヒットした場所よりも3m程下で15cm程のアマゴがヒット。
ここまで2か所の「ここぞ」という場所でアマゴが出てくれたので、今日は良いかもしれないと感じながら遡行を再開します。
本命ポイントで良型!
ところが、この後しばらくはどこを流しても無反応。
道中に3か所ほど良いポイントがあるのですが、何故かアタリゼロでした。
おかしいなと思いながらも、過去に何度も良型が釣れている流れ込みに到着。
早速オモリを2B+Bにしてあらゆる角度から流していきますが、反応がありません。
ならばとオモリを3B1個付けに変え、流れの緩い場所で仕掛けを一度底まで落とします。
そして流れの中へと引き込むと、絞り込みの手前に差し掛かった辺りで目印が震えました!
アワセを入れると、ゴンッという感触!
そこまで大きくはないものの、流れの中でヒットしたため中々に強烈です!
頭上の木を避けながら前方へと移動し、流れの緩い場所で無事ネットイン!

実に美しいこちらのアマゴ、サイズは22.5cmありました。
手に持ってみると、

こんな感じで、幅広具合がよく判ります。
この次の大きな流れ込みでは、流れ同士がぶつかるヨレで15cm程のアマゴがヒット。
良型が居ると目論んでいただけに肩透かしでしたが、ちゃんとアマゴがいるだけで幸せです。(苦笑)
ですが、この先暫くはアタリが無い区間が続き、やってきたのは昨年までの超実績場である淵。
水位の雰囲気から良型が出そうな感じがあったので、仕掛けを前回釣行前に作った新品の0.3号(あ・・・!)に交換し、オモリは2Bをセット。
そしてとっておきのヒラタをセットして、流れ同士がぶつかるヨレへと投入し、じっくり馴染ませると・・・仕掛けが底流れに入ってすぐ、目印が震えるアタリ!
アワセを入れると、明らかに15cm程度であろうアマゴの感触が手元に伝わりますが、その瞬間に
プツッ!
という嫌な感触・・・。
なんと水中糸が高切れしていたのです。(前週からのフラグ回収)
なんだか身に覚えがある感触だったため、回収した仕掛けを引っ張ると、一瞬でプツッと切れるではありませんか!!
ここでよくよく思い出してみると、この仕掛けは前回釣行前に作った仕掛け。
そしてベストの仕掛けケースではなく、ポケットの中に入れていたのです。
さらに、その状態で私は盛大に転倒、ベストの中で水浸しになりました。
即ちこの仕掛け、前回釣行時に一度水没していたのです。
その事をうっかり忘れて使用してしまった結果、水没した事により劣化したラインが小型のアマゴの引きで切れてしまうという、あまりに初歩的なミスを犯してしまいました。
やはり一度水没した仕掛けは釣行後に処分すべきですね・・・。(苦笑)
気を取り直して、今回の釣行前に制作した新品の0.3号仕掛けに交換し、ラインが大丈夫かを確認して(苦笑)、再度同じ場所へと投入。
そして底流れに仕掛けを入れてゆっくり流していくと、カケアガリの辺りで目印が震えました!
アワセを入れると、ゴンッ!という良型特有の感触!
そして水中で大きく身をよじらせたり、ローリングしている姿が見えました!
今回はアワセも完璧であり、尚且つ頭上は開けた場所。
流心も少々離れているため、落ち着いてやりとりが出来ます!(苦笑)
足場を移動しつつ引きを楽しみながら浮上させたのは中々の良型!
慎重に引き寄せ、最後はタモでフィニッシュ!!

久しぶりの良型となるこちらのアマゴは24.3cm!
幅広でコンディション抜群です。
さらにこの次の1投でも17cm程のアマゴが釣れ、気を良くして遡行を再開しようとしたら・・・
足元に熊のフンを発見。(゜∀゜;)
これまで何度もこの場所を訪れていますが、熊のフンを見つけたのは今回が初。
少々時間が経っている雰囲気だったのですぐ近くに熊の気配はありませんでしたが、背筋が若干冷たくなりながら、熊鈴をガチャガチャ鳴らしたりホイッスルを鳴らしながら遡行します。
次の大きな流れ込みで、

こちらの17cm程のアマゴを追加し、さらに退渓前最後のポイントでも、

16cm程度のアマゴを追加。
今シーズンはどういう訳かこのサイズが多いように感じます。
これにてこの場所は終了としました。
獣に注意?いや、倒木に注意。
次の場所として考えたのが、先日Yさんに教えて頂いた場所。
ポイントの写真を見せてもらうと素晴らしい雰囲気だったので、早速向かってみたのですが・・・草丈がかなり高い上にそれなりの斜面となっており、道は見えない状態。
でも場所的にここだよなと思いながらDMをさせて頂くと、お忙しい中すぐにお返事があり(ありがとうございます)、どうやらここで合っている様子。
じゃあこの角度で降りようかな・・・と考えていた矢先、
強烈な獣臭が。(゜Д゜;)
鹿なら鹿特有の獣臭、イノシシもまた然り・・・ではありますが、今回の匂いはあまり嗅いだことのない匂い。
例えるなら雑巾の生乾きの匂い+汗臭いような獣臭・・・そう、これは熊の匂いではないかと思えるようなものだったのです。
山が深い事もあり、仮にポイントまで降りた後に熊を発見してしまったら、逃げるルートはかなり厳しい物となる事が容易に予想出来ました。
流石に怖くなったので、すぐに車に乗って移動しようとしたら、
ガゴッゴリリリリリリ!!
という変な音が・・・。
熊は怖いですがこのまま走るとヤバそうな気がしたので、慌てて下りて音の出所を確認したら、左の前輪に幅4cmくらいの木が引っかかっていたのです。(苦笑)
取れる範囲は(慌てつつも)手で取り去り、その後ゆっくりと車を動かしてみたら綺麗に取れてくれましたが、いろんな意味でかなり焦りました。
この場所は諦めて移動です。
カワムツパラダイス&転倒。
次にやってきたのは、先ほど入渓したエリアの下流部。
今シーズン一度もやっていなかったのでどうかと思い入渓してみたのですが、実に良い雰囲気!
早速仕掛けを流してみると、いきなり瀬肩で17cm程のアマゴがヒット!
これなら期待できると思いあちこち攻めてみたのですが、アタリが1度あっただけ。
釣れそうなのにおかしいなと思いながら、目立つポイントを打ちつつ遡行していきますが・・・そこかしこでカワムツが食ってきます。
決して流れが緩い所ではないのに、婚姻色が出た立派なカワムツが出る状態。
これではアマゴの口に餌が届きません・・・。
本命と目していた流れ込みのエグレでようやく目印が綺麗に止まり、

20cm程のアマゴがヒット!
この先にある流れ込みでもアマゴがポツポツとヒットしますが、10cmほどのチビアマゴも混ざりました。
結局デカイサイズがヒットすることなく、この場所は終了とし、また移動。
次に選んだのは、今シーズン良い釣果が出ている場所です。
ピンポイントで攻めるべく、ポイントのすぐ傍から入渓して仕掛けを流しますが・・・当たるわ当たるわ、
カワムツが。(゜∀゜;)
どこを流してもカワムツばかり当たってしまい、アマゴのアタリはまさかのゼロ。
最早カワムツの学校状態だったので、早々に見切りをつけて別の場所へと移動します。
次のポイントでは、大きめの流れ込みで綺麗にアタリが出て、

こちらの21cmのアマゴを追加!
この下流部にあるポイントは前々回にバラシを連発してしまったので、汗だくになりながら今日こそはの気持ちで降っていきます。
そしてもうすぐポイントに着くというタイミングで、
ツルッ
という左足が滑る感触!!!!
マズイと思った瞬間右足で踏ん張ろうとしたら、
グキッ!!
という捻ったような感触・・・!
当然踏ん張り事はできず、左スネを(足を滑らせた岩に)強打しながら、
バッシャーーーン!!!
と水の中で盛大に転倒してしまいました。(苦笑)
浅い場所で本当に良かったのですが、ウェーダーの中には大量に水が流れ込んできて全身ずぶ濡れ!!(泣)
ただ全身汗だくだったので案外涼しくなりました・・・。(苦笑)
ぶつけた左スネ、右膝、捻った右足首は割と痛かったものの、なんとかポイントに到着。
なんとか釣りになると思っていたら、いきなり雨が降り始めました。
目ぼしい場所を攻めたものの反応が無い中、雨の勢いは結構な強さに。
そして今私がいる場所は水位が10cm高くなれば対岸に戻れなくなる場所。
足を怪我してまでやってきた場所でしたが、川に流されてはひとたまりもないので、この場所での釣りは断念して、また移動する事にしました。
最後のポイントとして選んだのは、朝イチにエサ採りをした場所。
平水なので良型が居るかもと思いやってきたのですが、先ほどまでの雨は嘘のように晴れ間が広がります。
既にしてかなりの暑さだったので、水分を補給しながらポイントへと入り、仕掛けを流していきますが・・・反応がありません。
そこで、オモリを3B+Bにし、立ち位置をずらしてから流すと、17cm程のアマゴがヒット!
さらに少し上でも16cm程のアマゴがヒットしましたが、このポイントではこれだけ。
良型を追加することなく、13時頃納竿としました。
この日の纏め
最終釣果は、24.3cmまでのアマゴが15匹。
10cm程度のチビアマゴは4匹でした。
20cmクラスが5匹釣れた上にツ抜け釣果となったので、久しぶりに中々楽しい釣行となりました。
ただ、1投目でバラしてしまったアマゴが最もサイズがよく、尚且つ転倒して足を強打してしまったので、この辺りはまだまだ反省点が残ります・・・。
これからは真夏に突入し、

この高水温とも戦わなければならないので、より厳しい釣果となるかもしれません。
それでも良型のアマゴがいる事は判っているので、対策を万全にして挑みたいと思います!
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