大渇水で良型不在。2025年17度目の揖保川釣行

この記事は約12分で読めます。

※当ブログの記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは、Angler Ogiです。

6月18日、渇水である事を覚悟しつつ、良型を求めて引原川本流へと釣行。

特大サイズを仕留めることはできませんでしたが、この厳しい状況の中ツ抜け釣果を記録できたので、さっと書いていきます。

渇水状態が続く引原川

2025年の梅雨はあまり雨が降らず空梅雨に近い状態になっており、大渇水だった2022年ほどではないものの、水位が低い状態が続いています。

釣行日前日にライブカメラを確認した所、杉田橋で0.35の状態。
まぁ普通に渇水だよねと諦めて、一先ず早朝から餌採りへと向かいます。

道中の気温計は20度を示しており、ようやく6月らしい気温になってきたなぁとこの時は思っていました。

そう、この時は。(苦笑)

Angler Ogi
Angler Ogi

この日の予想最高気温は姫路で31度、宍粟は30度だったので、まだ大丈夫だろうと思ってたんです。

これだけ水が引いているなら本流の餌採り場が良いだろうと思い、早速網を突っ込んでみると・・・中々に良型のヒラタが揃うのですが、やはり纏まって採れたのは1~2回程度。

後はひたすら1匹ずつ採っては餌箱に入れ・・・という作業を何度も繰り返し、1時間近くかけてなんとか100匹程度のヒラタを確保。

ポイントへと車を走らせます。

水位が低い!対岸に渡れる・・・!

いつもよりほんの少し早い時間に家を出発したのが功を奏したのか、どの場所にも車は停まっておらず、ポイントは選び放題!

幸い第一希望ポイントも普通に空いていたので、手早く支度を整えて入渓します。

この日のタックル↓

  • ロッド・・・ シマノ・ 弧渓ZM M61/渓峰 尖 硬調57
  • 天上糸・・・1.2号3本ヨリ(オレンジ)2m
  • ライン・・・ナイロン0.3号or0.4号通し、3.3m/3.6m/4.1m
  • 目印・・・糸タイプ目印3点(グリーンとピンク)
  • オモリ・・・ガン玉2号・1号メイン/3号~4B(2個付けあり
  • 針・・・忍ヤマメ5号
  • エサ・・・ヒラタ

必死に餌を採っていたこともあり既にかなり蒸し暑く感じますが、水温計を突っ込んでみると、川の水温は17度。

早朝の水温としてはベスト・・・なのですが、いかんせん水量がかなり少ない上に、そこら中にアングラーと鹿の足跡があります。(苦笑)

この感じならかなりスレてしまっているかと感じながら、一先ず3号オモリで流れ込みを流していきますが・・・反応がありません。

というより、本来良いポイントであるはずの場所が、水位が低すぎて(-20cm程度)底がハッキリ見えるくらいになっており、あまり「釣れそうなポイント」に見えなくなっているのです。

結局この場所ではアタリが無かったばかりか、次の流れ込みや実績のある大岩周辺でも反応が無いのです。

木の下を流れる流心の脇の弛みでようやく大きなアタリが出て、

小さなアマゴがヒット。(苦笑)

考えてみれば、釣果としてはカウントできないサイズのオチビアマゴは今年初!
例年より1カ月近く遅れたものの、この子たちも流れの中で餌を食べだしたようですね・・・!

とはいえ、この子が釣れた場所以外は悉く無反応のため、自然と遡行速度も速いものになってしまいます。

そしてとにかく水位が低いので、普段は川を切る事が出来ないこの区画でも普通に対岸へと行けてしまうレベル・・・。

ですがそれを利用して、いつもは攻められない角度であちこち仕掛けを流せば反応が出るかも・・・と思ったのですが、何処を流してもアタリがありません!

これは流石に入渓する区画を間違えたか・・・と心配になるレベルでしたが、そんな中でも期待値が高い段々瀬に到着。

前回釣行時に良型らしき手応えがあった場所なので、2Bオモリで丹念に仕掛けを流していくと・・・手元までグイっと引き込む感触が!

残念ながらこれは素針を引いてしまいましたが、まだ食うはずだと信じて再度流していくと・・・50cmほど上流側で目印を引き込むアタリ!!

今度こそと信じてアワセを入れると、ゴンッ!という感触がありましたが、そこまで良いサイズではありません・・・!

頭上に注意しながら、特に問題なくネットイン!

模様にゴリゴリの天然感・・・。

非常に美しいこちらのアマゴは20cmジャスト。
こんな状況の中で釣れてくれたことに感謝です。

この水量なら、他にも普段攻められない場所でアタリが出る可能性を感じたので、今度は2か所上にある流れ込みへ3Bに変更した仕掛けを投入します。

平水時はゴウゴウ流れているため3B2個付けでも仕掛けが吹っ飛ぶ場所ですが、今回は3B1個で岩のヨレ付近に投入すると、綺麗に馴染んでくれます。

そして底流れに入って流れ始めた瞬間、目印がキュッ!!っとタイトに絞り込ました!

アワセを入れるとゴンッ!というやや強めの感触。
これはそこそこの良型だと思い、足場の良い場所に移動すると、相手のアマゴは一気に流れの中へ!

竿を逆方向に倒す事でこれをいなしつつ、そこから竿を立てて浮かせると・・・引きの強さのわりに、そこまで大きくないアマゴが浮上!(苦笑)

とはいえ体高は素晴らしいので、慎重にタモでフィニッシュ!

こちらは7:34にヒット。

なんだか随分太短い体形に見えるこちらのアマゴは22.5cm
どうも今年は23cmの壁が分厚く感じます。

ここからはまた対岸に移動し、普段は攻められない角度で様々な場所を攻めていくと、いつもの通り道に当たる場所で目印がストップ!

ジャスト20cmのアマゴが顔を出してくれました。
やはり時には対岸から攻めてみるのも大切ですね・・・!

そしてこの後、このすぐ下にある場所でも目印がストップ!

アワセを入れると、ゴンッ!という良い感触!
そして流れの中でヒットしたこともあり、引き味は結構強烈です!

アワセがしっかり決まったので、慌てることなく浮上させたのですが・・・このアマゴ、ゴウゴウ流れる流芯の向こう側でヒットしてしまったのです。

一瞬抜き上げようかと考えたのですが、サイズは22cm程と結構な良型、しかも頭上には木があります。

モタモタしていたらより流れの強い下段に落ちてしまう危険があるので、これは流芯を切って寄せるしかないか・・・と思い、竿を上流側へと倒した瞬間、流れが竿に乗ってしまい・・・

バレてしまいました。(゜∀゜;)

ヤッテシマッタ感に苛まれながら落ち着いて周囲を見回すと、より上流側に引っ張った方が流芯の流れが弱く、幅もことが発覚。

やっぱりヒットした瞬間は冷静ではないなと、良い勉強になりました。(苦笑)

その後、この上にある流れ込み2か所でも15cmクラスが2匹ヒット。
もっとチビアマゴの猛攻に遭うと予想していたのですが、案外そうでもないようです。

が、この後期待していた淵と大きな流れ込みではまさかのアタリゼロ。
この区画の最終ポイントで、

この1匹を追加しただけで終わってしまいました。
手早く片付けて次のポイントへと向かいます。

パッと行って、サクっと釣る。

続いてやってきたのは、今シーズン良い釣果が得られているエリア・・・の、一番上部の区画。

前回釣行時まで、訪れた時に100%の確率で20cmクラスを仕留めている場所です。

こういう渇水時は足で稼いでナンボの精神なので、とにかく数多くのポイントを回るための最適解と信じ、早速実績のある場所を流すと一発で食ってきました!

・・・チビアマゴが。(゜∀゜;)

水位が25cmくらい低い状態で、底も丸見え状態。

ただえさえ水深が浅いこの区画、所によっては干上がってしまっていることもあり、良型が定位できるような環境ではないようです・・・。

それでも、チビアマゴが食ってきた場所よりも下流側にあるエグレで、

9:13にヒット。

17cm程のアマゴがヒット!

さらに、前回良型をバラした場所・・・の少し下にあるウケで、

9:19にヒット。

同じようなサイズのアマゴがヒット!
良型ではありませんでしたが、やはり実績場にはいるようです。

この区画はこれにて終了し、すぐに移動します。

スポンサーリンク

3か所目、いるにはいるが・・・

続いてやってきたのは、今シーズン一度だけ訪れている開けた瀬が続くエリア。

前回やってきたときは川虫が足りずブドウムシでの釣行だったので、瀬でのヒラタの反応を試すためにやってきました。

最近人が入っていないのか、川へ降りる道は草がワサワサに生い茂っている状態。
ダニが付いたら嫌だなーと思い、虫よけスプレーを塗り直してから入渓します。

渇水の為あちこち浅くなってはいるものの、勾配があるせいか流れは比較的強め。
この感じならいるだろうと信じてあちこち流していきますが、釣れるのは

カワムツとチビアマゴ。(゜∀゜;)

そりゃーこの環境ならこの子たちがいるよね・・・!という状態で、良型アマゴの反応はありません。

この区画の一番上まで釣り上がっていき、過去に実績のあるエグレにやってきたのですが、

とんでもなく浅くなっています・・・!

それでもこの環境ならいるはずだと、3号のオモリで水面直下を流すと、(上写真の)ウケとなる黒っぽい岩の前で目印が上流に走りました!

アワセを入れると、勢いそのままにアマゴがジャンプ!
元気よく水面を走り回って楽しませてくれたのは、

10:08にヒット。

16cmほどのアマゴでした。

ここから今度は入渓場所に戻るのですが、行きは角度的に攻められなかった場所で同サイズを追加、なんとかツ抜けを達成しました!

さらにチビアマゴも1匹追加してこの区画は終了、また移動します。

4か所目の実績場はアタリゼロ!?

時刻はまだ10時半ですが、この頃から太陽が出てきて急激に気温が上昇。

既にして道中の気温計も29度となっていたので、集中力が持続している間に、今シーズン最も良型がよく出ている場所へと移動します。

業者の方がなにやら作業をしておられましたが、幸い車を停めてもOKと許可を頂けたので、指示通りの場所に停車して入渓。

追加の餌を確保しつつ、一気に実績のある場所まで移動し、期待を込めて流していきますが・・・まさかの無反応!!

あちこち立ち位置を変え、オモリを変え、タナも流す速度も変えてみたのですが、水深が浅くなりすぎているせいなのか、魚の気配が無いのです。

居着く場所がズレているのかもしれないと考え、この周囲も全て攻めてみたのですが、やはりアタリはありません。

それならばもう一つの場所!と、流れを横切りながらもう1つの実績場へ移動し、何度も仕掛けを通してみますが・・・結果は変わらず、アタリゼロ

正直ここが今回の本命ポイントだっただけにショックを隠せず、もう帰ろうか・・・と一瞬考えたのですが、この程度のショックで帰宅してしまっては渓流師の名折れ!(←違)

もうひと踏ん張りすべく、また移動します。

5か所目、バラシ連発。

次にやってきたのは、昨年同時期に26.7cmがヒットした区画。

水位が低くても定位できる場所がチラホラあるため、この場所なら良型が居るかもしれないと考えたのです。

尚且つ、この場所は釣り下りでしか入れないポイントが幾つかあるので、そこを狙うのが今回の目的・・・なのですが、この時点で気温は31度、強烈な日差し&梅雨の湿度と相まって猛烈な暑さ。

ポイントに到着した時点で既に汗だく状態です。

予想通り水深はかなり浅くなっているので、実績のある場所をピンポイントで打っていくと、3か所目にあたるエグレで目印が震えました!

が、あまりの暑さ&眠気で一瞬脳がフリーズしており、アワセが2テンポくらい遅れてしまった・・・と思ったら、ヌンッ!!という変な感触でフッキング。

そして、魚がちっともこっちを向いてくれない状態で水中を走り回っています。(苦笑)

いつもは味わえない引きを存分に楽しんでから、最後はタモでキャッチ!

12:08にヒット。

こちらのアマゴは20cmジャストでした。

さらにこのすぐ下の流れでもアタリが出たのですが、まさかの掛けバラシ。

さらにさらに、本命と目していた以前26.7cmを釣った場所でも掛けバラシ・・・!!
あまりの暑さに集中力は完全に途切れ、歩き回っている影響もあってフラフラ状態です。

それでも、この下にあるポイントなら良いサイズが出るかもしれないと信じて下っていき、

掛けバラシ二連発。(゜∀゜。)

1匹目は15cmくらいだったので良いですが、2匹目は20cmをやや超えるサイズ。
さすがにこれには膝から崩れ落ちました・・・。

結局、特に目ぼしい成果がないまま、いつも引き返す目印にしている淵に到着。

この淵は今まで一度も魚信を得たことが無いので、普段はここで引き返すのですが、この日は渇水だったため、淵の上流部が対岸に渡れるくらい浅くなっています。

一瞬迷いましたが、ポイント開拓だと思って川を渡り、反対側から4Bのオモリで底付近を流してみると・・・目印を震わせるアタリが!

12:45にヒット。

サイズは15cm程度と小ぶりでしたが、対岸からなら反応を得られることが判り、一つ収穫となりました。

そこから大岩を巻くようにして下ってみると・・・水位が高い時なら釣れそうだなという場所を二か所発見。(苦笑)

水位が低い時しか来れない場所なのに、水位が高い時しか釣れ無さそうってどうなん・・・と思いながら仕掛けを流してみましたが、やはり無反応。

ヒィヒィ良いながら元来た道を遡行し、車へと戻りました。(苦笑)

流石にもう帰ろうかと思ったものの、ポイント開拓を兼ねた釣行だったので、しっかりと水分を補給してから移動する事にしました。

スポンサーリンク

6か所目、アタリゼロ・・・

最後にやってきたのは、昨年まで多くの良型アマゴを仕留めている区画。
ですが、今シーズンこの場所ではまだ1匹もアマゴを釣っていません。

今日こそはの思いで入渓したものの、渇水の影響は色濃く、水位はかなり低い状態。

この場所も釣り下りでなければ入れない場所があるので、ひたすら仕掛けを打ち返しながら下っていきますが、やはり無反応。

普段は通過できないドン深の場所さえも乗り越えて、流れの強いエリアも仕掛けを通してみましたが、チビアマゴが釣れたのみ。

中洲には、3年前に訪れた時にはなかったカラスザンショウの木が数本生えていました。

もう少し釣り歩くことも考えたのですが、流石に体力の限界が訪れつつあったので、元来た道を再度遡行し、今度は入渓場所より上流部へ。

が、こちらも全くの無反応だったため、心が折れて納竿としました。(苦笑)

暑すぎたこの日の纏め

最終釣果は、22.5cmまでのアマゴが12匹
13cm以下のチビアマゴは(多分)7匹でした。

これだけの渇水の中、20cmクラス含むツ抜け釣果を出すことが出来たのは紛れもなく成長だとは思いますが、全てのアタリを拾えていれば17匹は釣れていたはず。

おかげで「満足感の有る釣行」とはなりませんでした。

特に5か所目の掛けバラシ4連発は目も当てられない酷さだったので、この辺りを改善しなければより釣果を伸ばす事が出来ません!

ちなみに、納竿後の車中の気温計は35度を示し、道中の気温計も33度の表示と、この日は6月半ばとしては異例の暑さとなっていたようです。

「暑さで集中力が切れてしまった」は言い訳にならないので、(苦笑)より良い釣果を求めて、もっと頑張っていこうと思います・・・!

コメント

タイトルとURLをコピーしました