流木を川で採集!アク抜きを行って水槽へ。

この記事は約5分で読めます。

※当ブログの記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは、生物大好きAngler Ogiです。

水槽内のインテリアとしてひときわ存在感を放つのが流木
魚の隠れ家にもなるため、魚との相性さえよければ是非導入したいアイテムです。

先日、私自身およそ10年ぶりとなる水槽を立ち上げたのですが、渓流釣りの際に川で拾ってきた流木を導入してみました。

アク抜きから水槽導入までの流れを詳しく書いていきます。

渓流で流木を拾う

実は元々飼育する予定だった魚はオヤニラミだったため、流木を立体的に組んだレイアウトを採用しようと考えていました。

そこで、アマゴ釣りのため定期的に通っている引原川本流にて流木を採集。
渓流に行くと、どこでも普通に流木が入手できます。

渓流は慣れないとかなり危険なので要注意。

渓流には多くの流木が流れ着くため、好きな形を選ぶことが出来ます。

私が採集したのはこの3つ。
土台となるタイプが2つに、細目の枝流木が1つです。

スポンサーリンク

拾ってきた流木を重曹でアク抜きする

流木は丸1日天日干しした後、歯ブラシで丁寧にこすり洗い。
表面の汚れを綺麗にしておきます。

さらにこの状態のままだとアクが抜けておらず水槽が茶色く濁る為、

このようにジッパー付きの袋に投入し、10g程度の重曹を溶かした水を目いっぱい入れます。

6月21日の状態。

穴が開いた時の対策として発泡スチロールのケースに入れて、この後数日間放置します。
(実際流木の角が当たって袋が破けたため、別の袋に交換済み)

バケツに入れて重石をするやり方もありますが、この方式なら、

水を入れて隙間なく密閉することで、それほど場所や手間をかけずアク抜きすることが可能!

Ogi
Ogi

流木用アク抜き剤は市販されていますが、アク抜き剤の主成分は重曹です。
アク抜き剤より多少時間はかかりますが、コストパフォーマンスは抜群!

この状態で2日ほど経過すると、

このようにアクが抜け始めて濁り始めるので、一度内部の水を交換。
また10g程度の重曹を投入した水を目いっぱい入れて、

さらに丸1日放置すると・・・

1日でこれだけ濁りました。
やはり1度アクが抜け始めると、一気に抜けるように感じられます。

この後また水を取り換えたのですが、遠方にある嫁さんの実家に帰る用事が出来たため、このまま一週間程度放置された流木がこちら。↓

6月30日の状態。重曹水で9日間経過している。

・・・すごい濁り方です。(苦笑)

重曹水の後は真水に浸ける

重曹を使用すると真水よりも早くアクが抜けますが、このままだと流木を投入した水槽がアルカリ性に傾いてしまうため、ここから真水にしばらく浸ける工程に移ります。

重曹水から取り出した流木を歯ブラシと流水で丁寧にこすり洗い。

袋に戻して真水に浸し、1日1回水を換えながら放置すると、

真水に浸けて2日間が経過。

真水にもかかわらず、まだまだアクは抜け続けていました。

この後、さらに毎日水を変えながら3日間浸けると、大分水が透明に近くなったため、これにてようやく流木のアク抜きは終了です。

取り出した流木は、

  1. 傷んだ部分を手で取り去る(表面を剥がすような感じ)
  2. 歯ブラシでしっかりとこすり、ヌメリやコケ等を取っておく
  3. 熱湯をたっぷりかけて殺菌
  4. もう一度歯ブラシでこすり洗い

この作業を行い、ようやく水槽で使用できるようになります。

Ogi
Ogi

採集物の流木はアクが強いので、しっかり目にアク抜きを行いましょう。
また、生物の卵や雑菌が付着している事もあるため、水槽への導入は自己責任でお願いします。

流木を水槽へ

こうして6月19日に採集した流木は、7月4日に水槽へと導入。
アク抜き期間にしておよそ二週間程度です。

存在感!

一番大きなものはスペース的に入らなかったため、今回は2本使用することにしました。

まだ完全にアクが抜けきったわけではないので、定期的に水が濁ると思われますが(ブラックウォーターと呼ばれる)、後は水槽をしばらく管理していればそのうち透明度の高い水になります。

どうしても濁りが強い場合は再度アク抜きを行うか、フィルターのろ過材に活性炭を使用することで、より早くブラックウォーターがクリアになります。

私の水槽の場合は飼育している生体が全て採集個体&採集水草のため、多少ブラックウォーター化した方が状態が良いかもしれないと思い、早期導入に踏み切りました。

一般的に、採集してきた流木のアク抜き期間は1カ月程度とされているので、アク抜きはじっくり時間をかけて行いましょう!

ちなみに、より早くアク抜きを行いたい方は、熱湯で数時間アク出なくなるまで)煮るという方法もあります。

この場合は結構な光熱費がかかりますし、鍋が流木から出た油やアクでダメになるので、しっかりと検討してからアク抜きを行ってくださいね!

スポンサーリンク

纏め

購入してきた流木を使用したレイアウトも勿論良いのですが、自ら川で採集した流木というのは手間がかかる分愛着が湧きます。

さまざまな形をした流木が川には流れつくので、自分好みにあった形状・サイズを見つけられるうえに無料というの大きな魅力!

安全に配慮して、流木採集を楽しんでみてくださいね。

次の記事では、水草採集について書いていきますので、乞うご期待!

先日立ち上げた水槽の記事です↓

コメント

タイトルとURLをコピーしました